No.401

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新型コロナ感染が再拡大中の11月の週末、 紅葉シーズンを迎えた京都市の清水寺や嵐山は秋晴れの下、マスク姿の人で混雑した。GoToキャンペーンの効果で、「地域共通クーポン」ののぼりを掲げた店舗もにぎわった
グローカルインタビュー
 日本ジビエ振興協会代表理事
 藤木 徳彦氏
観光の事業システム 高橋 一夫氏
 2009年新型インフルエンザの教訓
大学、地域を拓く 香川大学
 夢の糖「希少糖」、産官学で産業集積めざす
自治体財政 改善のヒント 鈴木 文彦氏
 民営化するガス事業から考える
 公営体制の課題
フォーカス
 関西広域連合 設立10周年
特集 Go Toトラベル、展望なき狂騒
     コロナ後の「持続可能な観光」描けず
新型コロナウイルスの感染が再拡大するなか、政府の需要喚起策「Go To キャンペーン」にブレーキがかかった。旅行代金や飲食代を割り引く「トラベル」「イート」で各地ににぎわいが戻ってきたが、感染拡大のリスクと隣り合わせで経済活動を回すハンドリングへの不安は根強い。国費だけで約1兆7000億円、自治体の助成も合わせると総額2兆円を超える一大「官製旅行キャンペーン」は、急ごしらえの制度設計のため多くの混乱を招き、「観光立国ニッポン」立て直しの道筋は見えない。キャンペーン終了後には大きな反動減がやってくる。Go Toはどこに向かい、何を残すのか。