No.386

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福島県の「福島ロボットテストフィールド」の試験設備を利用したトンネル点検車両の性能試験の様子
ニュース&インサイド
 新型コロナ、休業要請が迷走
地域論壇 高木 超氏
 SDGsを自治体に浸透させるには
フォーカス
 地方公務員の残業事情
グローカルインタビュー
 山口市長 渡辺 純忠氏
未来志向型PPP/PFI 足立 慎一郎氏
新連載 官民連携は新たなステージへ
特集 企業誘致に新潮流
     サテライト拠点に関心 コロナ禍で停滞も
地方自治体の企業誘致が変わりつつある。補助金などの優遇措置で大規模な工場を誘導する従来の方式に限界が見え始め、イノベーション(革新)による地域の産業育成に取り組む動きが活発化してきた。47都道府県と全国の815市区を対象にした本誌の調査でも、誘致対象を工場や開発・物流拠点から、都市部の企業などが遠隔地に設けるサテライトオフィスに広げたり、IT企業などの誘致のため実証実験に協力したりするなど、新たな手法に取り組む自治体が増えてきた。産業構造の革命が進む中、企業のニーズを見極め、地域の特性に合わせてアプローチする重要性がこれまで以上に高まってきたことが背景にある。ただ、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で投資の縮小は避けられず、当面の誘致活動は困難も予想される。