No.382

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とかち村上牧場(北海道上士幌町)は牛の管理効率化のため、タグを耳に装着した映像を5G回線で送る実証試験を実施した
フォーカス
 地方のソフト単独事業の実態
リポート
 兵庫県の第2期地方版総合戦略
ニュース&インサイド
 ふるさと納税訴訟、国に軍配
グローカルインタビュー
 宮崎市長 戸敷 正氏
霞が関 底流伏流(厚生労働省)
 病院再編は地域存続の鍵
特集5Gで行政サービスは変わるか
     地方の医療・交通・教育・産業など支援
大容量のデータを瞬時に送受信できる第5世代の通信規格「5G」の商用サービスが2020年度に始まる。高精細画像の伝送によって過疎地で最新医療を施したり、離れたところで働く複数の機械を1カ所で遠隔操作したり、少子高齢化や過疎化の進行などで地方が直面する様々な問題を解決する切り札として期待されている。総務省は基礎技術開発が一段落した後の2017年度から各地で実証試験を開始。効果と課題が明らかになりつつある。ただ導入には相応の費用がかかるとみられ、早期に普及するかどうかはまだ不透明だ。5Gは果たして地方の再生を託す技術となるのか。実証試験を追うとともに、専門家の見解を聞き、可能性を探った。