No.365

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関西国際空港近くのりんくう総合医療センター(大阪府泉佐野市)の案内カウンターには、外国人向けに通訳可能な言語のプレートが並ぶ
第2特集
 2019年統一地方選総括 衰弱する地方議会
  有識者座談会  住民の関心高める改革を
冨山和彦の直言
 政府は最低賃金の引き上げで
 企業の生産性向上を促せ
特別リポート
 大阪地裁の官製談合防止法違反判決
グローカルインタビュー
 首都大学東京学長 上野 淳氏
観光マーケティングのすすめ
 高橋 一夫氏
 集客における文化資源の活用方法
特集外国人患者にどう対応するか
     25都道府県、多言語で病院情報など提供
海外から観光や労働などの目的で来日する人が増えている。今春に新たな在留資格制度「特定技能」が施行。2020年には東京五輪が開催され、今後も外国人の増加が予想される。ただ滞在中は期間の長短に関わらず、体調を崩したり、けがをしたりといったアクシデントはつきものだろう。外国人患者は慣れない土地で不安を抱えながら医療機関を訪ねる一方、病院側にも言葉や習慣が異なる患者の扱いには戸惑いがある。地域の医療機関はどう対応し、自治体はどう支援したらいいのか。受け入れに伴う各種業務や医療通訳、未収金リスクなどの問題を抱えながら、よりよい医療サービスの提供を探る現場の実情と課題を追った。