No.356

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東京都目黒区で、1人暮らしの女性高齢者を訪問し暮らしぶりを聞く民生委員の平野セツ子さん。平野さんは担当地区で約20人の世話をする
リポート
 SDGs先進度調査から(上)
リポート
 農林水産業みらい基金
   山口廣秀事業運営委員長に聞く
グローカルインタビュー
 愛知県豊橋市長 佐原 光一氏
河村小百合の直言
 地方の自立こそ財政再建の鍵
地方移住の現実と課題 清泉 亮氏
 移住者を苦しめる濃密な人間関係
特集民生委員100年、高まる役割
    高齢化で増す負担 存続へ支援の輪
1人暮らしの高齢者や身障者、ひとり親家庭などの身近な相談相手として地域を支える民生委員。制度がスタートしてから100年を超えた今も、特別職の非常勤の地方公務員として、全国で23万人が無報酬で活動する。地元に根ざし、住民の課題を受け止めて行政などにつなげるが、急速に進む高齢化やひとり親世帯の増加などで負担が拡大。委員自身も60代以上が85%を占め、なり手不足にも直面する。2019年12月には委員が一斉に改選される予定だ。地方自治体や社会福祉協議会(社協)などは、地域福祉に欠かせない人的インフラの存続に向けて民生委員の支援に力を入れている。