No.353

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宮城県丸森町の地域商社「株式会社GM7」が開いた新ブランド米のイベント。地元の「伊達武将隊」とキャラクターもPRに一役買った
フォーカス
 まちづくりワークショップ多彩に
グローカルインタビュー
 大阪府東大阪市長 野田 義和氏
リポート
 全国市区議会調査から(下)
グローバルリポート
 与党が圧勝した韓国の統一地方選
自治体財政 改善のヒント 鈴木 文彦氏
 誰に何を説明するための公会計か
特集地域商社 設立相次ぐ
    全国で100以上に、地方創生の一翼担う
 全国で地方創生の一環として、「地方商社」を設立する動きが広がっている。埋もれている地域の農水産品や工芸品などの特産品を発掘・ブランド化し、販路を開拓・拡大する事業体のことで、主に地域外に売り込んで外貨を稼ぐ「地産外商」の取り組みと、大規模な市場流通と直売所などの小規模流通の中間に位置する「中規模流通」の導入が特徴だ。国が「地方商社の設立・機能強化」を地方創生の重要な取り組みと位置付け、地方創生推進交付金の活用などを通じて積極的に後押ししていることから、設立数は現在、各種の調査を集計すると100以上に拡大している。行政と民間企業が協力して設立・運営に当たる「官民協働」や、異なる地域間で地域商社同士が協力する「広域連携」が増えているほか、地域金融機関がここにきて相次いで自ら設立に動いており、地域商社事業は新たな局面を迎えている。