No.319

tokushu_photo

指定管理者が運営する東京都の江戸東京博物館は、語学堪能なボランティアが外国人を案内するなどして評価が高まっている
グローカルインタビュー
 青森県知事 三村 申吾氏
REPORT
 人口1000人未満の村議長調査 
REPORT
 早大マニフェスト研の議会改革度
自治体財政 改善のヒント 鈴木 文彦氏
 町村で顕著な基金積み上がり
地域を磨き産業振興 小出 宗昭氏
 プロの企業支援家を見つける方法
特集業務改革のトップランナー
          松江市、大阪府など37団体がAAA
 地方自治体の業務改革の進み具合を探るため、本誌は総務省の「地方行政サービス改革の取組状況等に関する調査結果」をもとに、独自配点による評価を試みた。質の高いサービスをより安いコストで提供することに挑んでいる自治体の「トップランナー」を基準に、財政の効率化を促そうとする政府の試みも始まっているからだ。すべての都道府県と市区を5段階で格付けしたところ、広域合併で悪化した財政を立て直した松江市など29市区と大阪府など8都府県が最高評価のAAAとなった。指定管理者制度は導入から10年あまりを経て浸透し、窓口業務の改革や情報システムのクラウド化も進んできた。一方で運営を民間に委ねても収支が改善せず事業を廃止する例がある。何がベストの選択かは地域によって異なるが、改革を避けて通ることはできない。