国内システム、中国は変革表明の好機
最近、中国は日本に対してソフトな政策を展開している。日本企業に中国市場の(閉鎖性など)問題に不満が出ており、ここ数年、日本企業の中国への投資が減少傾向にあるからだ。
世界貿易機関(WTO)への加盟で、中国は開かれた市場にするために、国内システムを変えないといけない。WTO加盟は千載一遇のチャンスである。国内システムをどう改革していくか、抜本的改革をする決意を表明するいい機会である。
台湾の陳水扁総統の就任演説が中国にかなり配慮したものになり、中国は本音ではほっとしたのではないか。96年に台湾海峡危機があったが、その後、対中直接投資が減った経験があるから、武力威嚇はできない。
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