| 最終日の9日、活発な意見が交わされたパネル討論 |
第6回国際交流会議「アジアの未来」は最終日の9日、情報技術(IT)が、アジアの経済や社会にもたらす影響について熱のこもった議論を繰り広げた。ピーター・イップ・チャイナドットコム最高経営責任者(CEO)は「ITによって、多くの起業家が少ない資金でグローバルなビジネスを構築できるようになる」と述べ、情報化が企業活動のあり方を劇的に変える“IT革命”が目前に迫っているとの認識を示した。各氏はIT産業の成否は、人材育成にかかっているとの認識で一致。デジタルデバイド(情報化が生む経済格差)が「アジアの南北問題に発展する恐れがある」との懸念も相次いだ。
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