No.393

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鹿児島方言研究会は今夏、「鹿児島弁図書館」を開設した。関係書籍や郷土誌を方言に関心を持つ人に無料で貸し出すほか、方言関係の集いや研究活動の場としての活用も促している(鹿児島方言文化協会提供)
フォーカス
 迫る多死社会、自治体の備えは
地方移住の現実と課題 清泉 亮氏
 コロナで明暗、移住者同士対立も
自治体財政 改善のヒント 鈴木 文彦氏

 茨城のアンテナショップ戦略
観光の事業システム 高橋 一夫氏
 「訳あって安い」商品の作り方
議長に聞く
 福井県越前市議会議長 三田村 輝士氏
特集 方言を地域活性化に生かせ
     民間団体、自治体など多彩に活用
全国各地で方言を地域の活性化に生かそうという動きが高まっている。「方言検定」開催や関連本の出版、メディアへの登場などが相次ぐ。かつては出身地の方言に劣等感を持つ人が多かったが、若者を中心にそうした意識が薄れ、ネットなどで気楽に楽しめるツールとして注目を浴び始めた。新型コロナウイルスの感染拡大下では、県民と県外にいる縁者とを結ぶ「絆」としても活用されている。文化の保存・継承にとどまらず、観光振興につながる可能性も秘める。