No.378

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神奈川県小田原市が川崎競輪場(川崎市)で主催した観客のいない深夜の競輪。車券のネット購入が増え、警備・掃除などのコスト減のために始めた業績回復策だ
村木厚子の直言
 働き方改革で多様な人材確保と
 生産性の向上につなげよう
フォーカス
 新制度で非正規公務員の待遇は
グローバルリポート
 「乾いた大陸」豪シドニーに見る
 水不足対策
グローカルインタビュー
 福岡県飯塚市長 片峯 誠氏
地方議員★活動記 新コラム
 山梨県議会議員 宮本 秀憲氏
特集公営ギャンブル、生き残り模索
    IR誘致は横浜が急浮上、北海道は脱落
地方自治体が手がける公営ギャンブルの売上高が回復している。競馬、競輪、競艇(ボートレース)、オートレースの4事業の売上高は、いずれもここ数年で上昇に転じた。スマートフォン(スマホ)の急速な普及に伴い、パソコンと併せてインターネットで購入する客が急拡大。いつでもどこでも馬券や舟券が買える手軽さで全国に客層を広げている。ただ、レジャーの多様化や熱心なファンの高齢化で来場客が減り、存廃問題が浮上するほか観客席の一部廃止を迫られる自治体もある。生き残りに向け、女性やインバウンド(訪日外国人)などの新たな客層を開拓したり、遊休スペースを子育て世帯向けに活用したりする動きも進む。カジノを含むIR(統合型リゾート)の誘致レースを含め、ギャンブルを巡る自治体の近況を報告する。