No.369

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本誌の議会活力度調査で3位となった兵庫県議会は、県民に「開かれた議会」をアピールしようと「親子傍聴室」を設けている
リポート
 民生委員の活動費、自治体が独自支援
リポート
 市区町村の公会計指標
地域共生社会への課題 浅川 澄一氏
 こども食堂で障害者が調理
グローカルインタビュー
 東京都世田谷区長 保坂 展人氏
スポーツタウンへまちづくり
 小石 勝朗氏

 静岡県袋井市・ホームステイ
特集議会活力度、トップは三重
     都道府県調査  鳥取、兵庫が続く
本誌が47都道府県議会を対象に実施した「議会活力度」調査によると、議会改革の先進県とされる三重、鳥取県がそれぞれ1、2位となった。今回から議会の魅力度、制度の活用ぶりなど「活力」に関する設問を増やした結果、女性や若手議員が多いうえに議会改革を進めた兵庫、大阪、東京などの都府県がランキング上位に入った。個別の項目をみると、「開かれた議会」に向けて車いす専用傍聴席を9割超が備えるなどバリアフリー化が進展している半面、電子採決の導入はなくICT(情報通信技術)化は低調だ。運営面では過去2年間に議員提案による政策条例を可決した議会が7割超の34議会に上る一方、執行部を交えない議員間の自由討議を、過去1年間に常任委員会で実施したのは1割に満たなかった。議会活性化の歩みは遅く改善余地は大きい。