No.362

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栃木県茂木町の「美土里農園」の農作業ロボット。自律走行し、農薬や肥料の散布、散布した量の記録もする。間もなく本格投入される
リポート
 公示地価、地方圏上昇も二極化進む
リポート
 空き家法施行4年、増える代執行
グローカルインタビュー
 仙台市長 郡 和子氏
地域論壇 梅屋 真一郎氏
 ミスマッチ解消し移住ニーズ満たす
地方議会のミライ 牧瀬 稔氏 新連載
 明確な定義がない「議会改革」
特集スマート農業元年
     ICT活用、技術出そろい実行段階に
あらゆるモノがネットにつながる「IoT」やロボット、ドローンなどの先端技術を農業現場で活用する「スマート農業」が広がりだした。ICT(情報通信技術)によって農作業の省力化、農場・農作物管理の効率化、熟練農業者の技術の継承などを進め、深刻化する担い手不足や農地の集約・大規模化などに対応する狙いだ。人工知能(AI)によって作業データや経営データを収集・解析し、農業経営の改善に結びつけようとの取り組みもある。2019年は現場の変革に必要とされる技術が出そろい、システムが実行段階に移る「スマート農業元年」と見る関係者が多い。農業のデジタル化はどこまで進み、どんな効果をもたらそうとしているのか。