円安進行に歯止め役なく市場、日銀現状維持で肩すかし
外国為替市場で円安・ドル高に歯止めがかからなくなってきた。円安に対応して日銀が何らかの対策を打ってくるとの市場の見方は肩すかしとなり、日銀の植田和男総裁の会見中に円安が一段と進行する事態となった。円安の歯止め役が不在の状況で、1ドル=160円台も視野に入ったとの見方が浮上している。 26日午後0時22分、日銀が「当面の金融政策運営について」という文章を公表すると円が急落した。155円50銭台で推…
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三菱商事が「ケンタッキーフライドチキン」を運営する日本KFCホールディングスの株式を米投資ファンドのカーライル・グループに売却する方向で最終調整に入ったことが26日、わかった。約35%の保有分すべてを売却する。カーライルは他の株主が保有する株式も取得し、非公開化するとみられる。 三菱商事が保有株の売却について入札をしており、最終候補を絞り込んだ。5月中にも決定する。日本KFCは東証スタンダードに…
26日の日経平均株価は前日比306円高と反発した。日銀が大規模な金融緩和を維持したことが買い手掛かりだが、前日の下げ幅(831円)の半分も戻せなかった。力強さに欠けたのは、過度な円安への懸念が強まっているためだ。海外マネーを再び呼び込むには、当局の為替介入が必要との声が広がりつつある。 午前中は横ばい圏で推移していた日経平均株価は、日銀が政策修正を見送ったことを受けて後場に上昇。円安進行も支えに…