骨太原案、半導体量産へ法整備自動運転は25年全国計画
政府が6月にまとめる経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)の原案が分かった。次世代半導体の量産を後押しするために法整備する方針を盛り込んだ。人工知能(AI)や自動運転に必要な半導体を国内調達できるように財政支援する法律を定める案がある。 原案は次世代半導体の量産へ「必要な法制上の措置を検討する」と記した。ラピダスが27年をめどに量産をめざす回路線幅2ナノ(ナノは10億分の1)メートルの半導体…
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自動車大手で国の認証手続きを巡る不正が発覚した。トヨタ自動車からは法規よりも厳しい自社の品質基準への「過信」で、手続きを軽視する姿勢が浮かぶ。競合やグループ内での不正が社会問題化するなかでも自浄作用が働かず、情報を共有しない企業風土になっていた。日本の産業を代表する自動車業界の信頼が揺らいでいる。 4日午前9時半ごろ、国土交通省の職員5人が正門からトヨタ本社(愛知県豊田市)に立ち入り検査に入った…
3日の欧米外国為替市場で円相場が急伸した。一時は1ドル=155円90銭台と東京市場の安値の157円台半ばから1円50銭程度、円高方向に振れた。ヘッジファンドなどの投機筋は5月の早い段階から対主要通貨でのドル買い戦略を後退させてきたが、対円だけは日米金利差を手掛かりに買いをむしろ増やしていた。そんな「逆張りの円売り」が米景況感の悪化と米長期金利の低下で打撃を受けた。 米商品先物取引委員会(CFT…