「アジアの未来」夕食会
夕食会で歓談する参加者(4日、都内のホテル)
 国際交流会議「アジアの未来」の夕食会が4日夜、都内のホテルで開かれ、招待客ら約140人が参加した。来賓の橋本竜太郎首相をはじめマハティール・マレーシア首相、リー・クアンユー・シンガポール上級相らアジアの要人が顔をそろえた。

 夕食会にはこのほかグエン・コン・タン・ベトナム副首相、シアゾン・フィリピン外相ら交流会議の講師や、アジア各国の駐日大使、マスコミ幹部も多数参加。日本からは小渕恵三外相ら政財界の要人、アジア専門家らが出席した。

 日本経済新聞社の鶴田卓彦社長は「日本が近隣のアジアの国々と運命共同体であることを実感できる」と述べ、今後もアジアの相互理解のために努力する考えを表明した。

 橋本首相は「この会議が有益な結果を生むことを心から願っている」とあいさつ。主賓のマハティール首相が「橋本首相が主要国首脳会議(サミット)の前に我々の意見を尋ね、結果の説明のために特使を派遣してくれたことに感謝している」と応じた。その後、今井敬・経団連会長の音頭で乾杯し、琉球国祭り太鼓を楽しみながら歓談した。

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