No.477 

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地方議会でデジタルの活用が広がっている。神奈川県議会は資料などを映し出す大型スクリーンを本会議場に設け、審議内容が理解しやすい仕組みを取り入れている。デジタルは情報公開や住民参加、審議の充実など議会の改革に一役買っているようだ(画像提供:神奈川県議会)
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特集 本誌調査  都道府県議会のデジタル化序章
   オンライン委員会開催は12議会
国や自治体がデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組む中で、地方議会のデジタル化はどこまで進んでいるのか。本誌は47都道府県議会を対象にアンケート調査を実施し、審議のオンライン化や機器の利用状況などを探った。議員がオンラインで委員会に出席できるように、31都道府県議会が関連条例などを改正。文書の閲覧や検索のため、39議会がタブレットなどの端末を議員に1台ずつ配布していた。ただ実際にオンライン委員会を開いたのは新型コロナウイルス禍が下火になったこともあり、12議会にとどまった。デジタル化の効果も経費節減が中心で、データ活用を挙げたのは3議会にすぎない。デジタル化の歩みは始まったばかりだ。