写真・映像で情報を届けるのはもちろん、
時にはトータルにコンテンツを考えていく。

記者
記者

東京・編集局 写真映像部
2011年入社
第二文学部卒
※所属部局は取材時点のものです

CAREER STEP

2011年4月

入社 東京・編集局写真部(現・写真映像部)

政治・経済から社会事象まで幅広いニュースの現場を取材。

2015年4月

大阪・編集局写真部

近畿や北陸、中国地方などをカバー。西日本豪雨、平昌五輪を取材。

2019年4月

東京・編集局写真映像部

東京五輪担当。休日の楽しみは息子(1歳)との散歩。

なぜ就職先に日経を選んだのですか。

世の中で起きている事象の最前線に行き、写真や映像を通じて読者に情報を伝えたいと思い、写真映像記者を志望しました。大学時代は写真サークルとボランティアサークルに所属し、国内外で写真を撮影していました。授業の合間に報道写真の展示会を訪れ、自分が知らない世界を知ることの大切さを学びました。就職活動では人に伝えることを仕事にしたいと新聞社を検討し始めました。

日経は一般紙と比べると紙面での写真の扱いは小さいですが、デジタル分野に先進的に取り組んでいる点が魅力的でした。新聞業界は発行部数の減少に直面していましたが、日経はちょうど私が就職活動を始めた頃に「日経電子版」を創刊し、電子版を軸にしたデジタルメディアに生まれ変わろうとしていました。過渡期に挑戦していくメディアで働きたいと就職先に選びました。

また読者の多くは働いている人たちで、経済活動の主役となっている人たちです。そうした方々に情報を届けることはより良い社会の形成につながるのではないかと考えました。

現在の仕事内容を教えてください。

東京五輪の担当となり、主にスポーツを取材しています。国内大会だけでなく有力選手が出場する海外にも取材に赴きます。韓国で開かれた水泳の世界選手権やカタールで開かれた陸上の世界選手権もカバーしました。

競技結果を報道するのはもちろんのこと、東京五輪向けの電子版コンテンツを制作することに力を入れています。運動部とWEBエンジニアとデザイナーが所属するメディア戦略部と一緒に仕事をしています。従来の新聞報道では優れた1枚を追求する仕事に注力していましたが、現在は原稿、写真、映像、グラフィックスを含めたWEBコンテンツ作りをしています。入社当時にはなかったワークフローに携われることにやりがいを感じています。

他には写真映像部が担当している朝刊写真特集面「IN FOCUS」でニュース現場をルポしたり、電子版コラム「せかい旬景」で海外の街ネタを紹介したりしています。これらのコラムでは写真と映像だけでなく60行程度の記事も執筆します。SNS対応ではインスタグラムやツイッターの管理をしています。

この仕事ならではの難しさと
面白さを教えてください。

写真映像部の取材対象は多種多様で、「難しさ」は現場によって違います。災害や事件事故では素早く現場に向かう瞬発力が求められたり、長い時間待つ粘り強さが必要であったりします。企業の最新技術の発表会ではまず内容を理解することから始まります。

現場では写真・映像を撮影するには取材相手から許諾を得る必要があります。説明しても取材が叶わないこともありますが、諦めず取り組みます。新人時代に「撮影は取材の中でほんの一部」と先輩が教えてくれました。当然ではありますが、撮影に至るまでに下調べをし取材先と調整することが欠かせません。難しさとは少し違うかもしれませんが、写真映像部は機材が多いため、肉体的な負担も挙げられます。

「面白さ」は様々な人と会うことができ、知らなかったことを学べる点です。人の思いや考えを聞かせていただき、日々勉強することができます。写真映像部は現場に行かなければ撮影できませんので、日本各地や海外も含めて色々な場所に行けることもやりがいの一つとなっています。

今後のビジョンを教えてください。

スマートフォンでニュースを読む時代に変わり、仕事の比重が紙媒体から日経電子版にシフトしています。新しいWEB表現を取り入れたコンテンツの制作に力を入れています。参考にしているのは「The New York Times」など欧米メディアのサイト。写真と映像を撮影するだけでなく、インターネット上での伝え方を考える仕事が増えてきました。

優れた1枚の写真が持つ訴求力は大きいことは確かですが、ネット上では複数枚の写真を使う手法が効果的な場合もあります。映像はネットならではの良さを発揮できるように模索を続けています。

今後も写真映像記者が現場で取材すること自体は変わらないでしょうが、ニュースに合わせて写真と動画を意図的に使い分けることが求められると思います。そのために最先端のデジタル技術やトレンドを勉強する必要があり、外部の勉強会や講演会に出席して情報をキャッチアップできるように努めています。機会があれば留学などを通じて日経以外での学び直しができればと思っています。