スポーツ、医療、災害など多彩な対象における、
想定外のニュースを記事にする達成感。

記者
記者

東京・編集局 社会部
2009年入社
法学部卒
※所属部局は取材時点のものです

CAREER STEP

2009年

入社 大阪・編集局社会部

遊軍で阪神大震災やロンドン五輪関連の記事などを執筆。兵庫県警、大阪府警も担当。

2013年

東京・編集局社会部

遊軍で戦後70年・安保関連法案などを取材、警察庁記者クラブではサミット警備などを取材。

2016年

東京・編集局生活情報部

日曜朝刊のライフスタイル面「NIKKEI The STYLE」の立ち上げに関わり、衣食住などの記事を担当。

2019年

東京・編集局社会部

医療・健康面のほか、最近ではラグビーワールドカップや電子版コンテンツ「ストーリー」などを担当。

なぜ就職先に日経を選んだのですか。

大学入学後に政治学や社会学を学ぶ中で、マスコミにも興味を持ってはいました。とはいえ、日本経済新聞をまともに読む機会もなければ、あまり興味もなかったのが正直なところです。転機になったのは、大学2年時に半年間だけ日経でアルバイトとして働いた経験です。

時給もよく、何となくマスコミに引かれていたという、今にして思えば不純な動機から始めたのですが、自らのテーマを掘り下げて執筆に向かう記者の姿に憧れを抱きました。普段はひょうひょうとしながら、紙面を見ると記者としての強い信念が感じられ、仕事というものを学生なりに考える大きな機会になりました。

実際に就職活動で様々な業界を見て回り、自分はいわゆるビジネスパーソンに向いていない、文字を書く仕事をしたいと思い始めた時、日経の記憶がよみがえり、エントリーシートを手に取りました。自分の力不足を痛感する場面は今も少なくありませんが、モノを書く仕事をしたいと思う道に進むことができて良かったと感じています。

現在の仕事内容を教えてください。

現在社会部で担当している遊軍グループの仕事は、社内随一と言える取材対象の多彩さが大きな魅力です。社会が関心を向ける事象全てが相手と言っても過言ではないと思います。

ごく最近を振り返っても、電子版の「ストーリー」に連載した「プロレス経営学」の取材で米国で活躍するレスラーにインタビューした日の午後には、厚生労働省で医療関係の取材。週末は愛知でラグビーワールドカップ日本代表戦に向かい、翌日の紙面には新コーナー「Answers」に50代で転職した人の物語を書いた記事が載る、といった具合です。大規模な被害をもたらした台風災害、令和幕開けの節目となる即位礼正殿の儀などのチーム取材にも加わりました。

2020年の東京五輪・パラリンピックに向けても、運営面や社会の反応などに関する取材が始まっています。日々起きる数々の社会事象に対応するためにフットワークの軽さや瞬発力が求められる職場です。チームによる取材を多く展開する点も特徴と言えます。

この仕事ならではの難しさと
面白さを教えてください。

予定調和でない日々や、自分が興味を持つテーマに取り組めるところに醍醐味があると言えます。発生するニュースは「想定外」が多く、日常に振り回されることもありますが、自分が出した提案でGOサインをもらい記事にできた時の達成感は何とも言えないものがあります。

以前と比べて今は反響をアクセス数やインターネット上の意見でも確かめることができます。前例踏襲から離れ、ビジュアルなども含めて次はどうすべきかなどと考察する機会も増え、より面白みを感じる場面が多くなりました。

社会部の仕事は医療の取材、日常で関わる訃報の記事の取材、事件・事故に災害と枚挙にいとまがありません。人の生死に関わる事象も多く、記事の表現一つをとっても非常に慎重な姿勢が求められます。マスコミの取材姿勢が問われる昨今、前例に頼らずにその都度取材方法や記述を振り返り、一人一人がどう対応すべきなのか答えを考えていく必要があります。

今後のビジョンを教えてください。

紙面掲載に先立って日経電子版で記事を流すデジタルファーストの動きや、休暇取得や時短といった働き方改革が進み、社内の職場環境は大きく変わろうとしています。中でも担当部局を越えて、企画を進める場面は増えています。「ストーリー」の連載ではデジタル部門の担当者と連携して企画を打ち出しました。ペーパーレスの会議や普段のチャットのやりとり一つとっても、新鮮な刺激をたくさんもらうことができ、非常に勉強になりました。

電子版向けの記事でも、企業の動きを追うテーマが多くなり、社会部にいながらにして必然的に利益などの数字を追う場面が増えました。これまであまり関わらなかった分野も部局を飛び越えて取材する経験は、視野が開けて自分の成長を感じられる機会でもあります。

ウェブサイトやアプリでニュースを読む時代です。記者も文章の執筆に特化した存在から、ビジュアルの構築を含めたセンスが求められるようになっています。デジタルツールを巧みに扱い、日経のメイン読者が求める視点を備えた記事が書けるように邁進したいと思います。