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グローバル人材育成セミナー
「成功する企業は、なぜ英語スピーキングテストを採用しているのか」

日本経済新聞社(VERSANT)

日本経済新聞社は、731日、東京・大手町の日経本社でグローバル人材育成セミナー「成功する企業は、なぜ英語スピーキングテストを採用しているのか」を開催した。今回のセミナーは、コロナウィルス感染拡大防止のため、無観客で開催。公益財団法人 日本英語検定協会様にご協力をいただいた。

基調講演では、日本を代表する同時通訳者であり、米シリコンバレーでのビジネスシーンでも活躍される関谷英里子氏にお話しいただいた。パネルディスカッションでは、関谷氏がモデレーターを務め、楽天で社内公用語化を推進され英語スピーキングテストの研究者として知られる江藤友佳氏、上智大学講師で英語スピーキングコーチとして活躍する冨田三穂氏、コーチング英会話大手トライオン社長の三木雄信氏とともに70分にわたり議論が繰り広げられた。

以下、パネルディスカッションでの各氏の主な発言をまとめた。

江藤友佳氏

今、スピーキング力テストが注目されているのは、ビジネスにおいては「見える化」「数値化」が当たり前だからだ。英語講師としての視点からお話しすると、receptive skillsと言われるリスニング力とリーディング力がまずは育成される。

次にproductive skillsと呼ばれるライティングとスピーキングのアウトプット力が育成される。今はリスニングとリーディングのトレーニングが終わり、アウトプット力のトレーニングをしている企業が増えている。英語スピーキング力を把握するには英語スピーキングのテストで測定することは当然の流れかと思う。

今の時代はオンライン力が必要だ。オンラインでコミュニケーションをとっていると、スクリーン越しで何か壁を感じることがある。こういう状況でも英語でストレスなく最大限のパフォーマンスを発揮できる人材がより一層必要になってくると思う。

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冨田三穂氏

これまで日本の多くの企業では、TOEICLR(リスニング&リーディング)が指標でしたが、アウトプット力、特にスピーキング力との相関が疑問視されてきた。韓国でもLGやサムスンが企業内での昇格の基準をLRからスピーキングに変え、流れが変わった。それによりスピーキングテストの導入が増えている。

その際に「インプット」「インテイク」「アウトプット」の3つのステップを意識することが大事だ。

発話では、言語能力を測る指標であるCAF、つまり「複雑さ(Complexity)」、「正確さ(Accuracy)」、「流暢さ(Fluency)」の3つのバランスが大事。この3つはスピーキング力の成長過程で足を引っ張りあうので、順番と量に気を付けて練習や研修を組むことが重要だ。多くの日本人の英語学習者には、間違えたらいけないという恐怖心がある。恐怖心が先にあると特定のフレーズを避けるといった回避行動をとりがちだ。間違えるのが怖いという意識を捨てることが大前提だ。

三木雄信氏

英語スピーキングができる人材の育成で成功している会社は基本的に戦略的。日本市場が縮小する中でグローバル化は欠かせない。グローバル化すれば、日本人社員が英語を話せることは前提で、英語スピーキングテストを用いてそのスキルを身に付ける必要がある。

英語で話をする場合、日本人は覚えたことをリピートすることは結構できるが、海外ではプレゼンでも後半の質疑応答が重要。スピーキング力の前提としてリスニング力があって、ネイティブが話していることが聴き取れ、それに対して即時に話せるかという能力が大事だ。VERSANTは即座に答えないとだめで、間があいたり、アーとかウーとか言ったりしていると、点数が下がる。そのために実践的なスピーキングスキルが分かる。

今までは海外に着任してから学習しようとか、身振り手振りで頑張ろうということもできたかもしれないが、これからは通用しない。国内で海外とやりとりすることもさらに増えてくるはず。日本企業は社員の英語力強化に向けて国内で研修をきちんと組み立てることが大切だ。

関谷英里子氏 

(モデレーター・関谷氏の発言要旨)

英語のスピーキングテストでは、正解を一文で答えたら満点が取れるわけでないと思う。コミュニケーションの要素とか、人と話していて会話が続くのか、理解してもらえるのかといった部分も点数に入ってくる。リスニングで相手が言っていることが分かり、答えられるかはとても大切だ。日本で英語を学んでいると英文和訳式の、全部をみて後ろから訳して理解するやり方に頭が慣れてしまい、聴きながら理解できなくなる。

これまでは、海外に行ってみれば何とかなるような期待で、出張が組まれることも多かった。これからは、出張に行くというと、「なんで来るの。重大なことがあったの」みたいな感じになる。リアルの会う価値が高まっていくゆえに、普段はオンラインを使うとか、メリハリが必要になってくるのではないか。

今回のセミナーでは、スピーキングテストを導入している企業は成功しているところが多いという話だった。ポイントは戦略性や、今後の世の中を見据えてどう組み立てるか。個人にも、モチベーションの設計をどう理解し、どのように自分で始め継続していくかにいいヒントがあったと思う。

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(セミナーの発言要旨、詳しいPDFはこちら

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