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インターンシップで新聞の読み方講座開催。情報の活用法を学んでもらう(日本経済新聞)

株式会社きらやか銀行
総務部人事課 課長 森谷俊朗様
総務部人事課 代理 佐藤志保様

山形県山形市に本店を置く株式会社きらやか銀行は、2007年に殖産銀行と山形しあわせ銀行の合併に伴い設立された、東北最大の第二地方銀行です。「地域の皆さまと共に『活きる』」を経営方針に掲げ、特に地元の中小企業のお客様に対して、その事業の発展や継承につながるための『本業支援』を行っています。
また、就活生向けに早い時期から、インターンシップを開催しており、プログラムの一つに「日経新聞の読み方」を取り入れています。日経新聞を読むことは、情報を得るためだけではなく、銀行員としてのキャリア形成に大きく役立つツールになるということを知ってもらいたいからだといいます。その狙いや人材教育への活用などを伺いました。

きらやか銀行のインターンシップについて教えてください。

森谷 「インターンシップとは、在学中に就業体験をすることで実践的・専門的なスキルを取得して、社会でも活躍できる自信を得るための制度のことですが、今は採用の一環として、多くの企業がインターンシップ制度を取り入れています。しかし、当行では、将来的に銀行員になるかどうかは別にして、銀行業務を広く知ってもらいたいというところから、以前より、インターンシップ制度を始め、今年で6年目になります」

佐藤 「夏と冬に5日間ずつ、東京・山形・仙台の3会場で開催しています。いずれも1日間のインターンシッププログラムになります。当行の採用につなげたいという狙いもあるのですが、参加することで、今後の就活に役立つ知識も学べるプログラムを提供しています」

左:森谷俊朗様、右:佐藤志保様

インターンシップでは、どのようなプログラムが用意されているのでしょうか。

佐藤 「先輩行員との座談会を通して、銀行業務について伝え、きらやか銀行の仕事をイメージしてもらいます。また、就活に役立つビジネスマナーなども学んでもらえるようにしています」

森谷 「特に力を入れていることは、きらやか銀行が行っている『本業支援』がわかるワークショップです。私たちが行っている『本業支援』は、お客様にどれだけ寄り添うかを大切にしています。地元企業が成長することは、地域創生にもつながります。そうしたことで、安定した顧客と収益の基盤を確立することができるからです。プログラムでは、銀行員になったつもりで、4~5名で一つのグループをつくり企業が抱える経営課題の解決を行います。学生にもわかりやすいビジネスマッチング等のプログラムを取り入れ、今年は山形県の特産品の販路拡大について取り組んでもらいました」

佐藤 「『本業支援』には、問題に対する着眼点や解決のためのアイデアを出していくことが求められます。銀行業務は固いという印象がありますが、きらやか銀行での業務とは、このようなクリエイティブな仕事でもあるということを知ってもらいたいですね」

インターンシッププログラムに日経新聞の読み方を取り入れられた目的はなんでしょうか。

佐藤 「新聞は情報を教えてくれる最も大切なツールです。しかし残念ながら、新聞にあまり馴染んでいないという学生さんも多いと思います。金融機関で働く人間がもっとも頼りにして情報を得ているのは日経新聞です。その情報をどのように紙面から読み取っているのか、情報をどのように活用していくのかを学んでほしいと考えています」

森谷 「最近はスマホでニュースを読むことのほうが多いと思います。新聞紙面に触れるという機会が少ないですよね。同じ情報でも紙面を通して読むものは、理解に違いが出てくると思います。新聞は文字が多くてどこを読んでいいかわからないという声もありました。ところが、プログラムを終えて、日経新聞の読み方を体験すると、情報を取得するための、ツールとして新聞をどう活用するかというマインドの変化がありますね」

実際に銀行員になってから、新聞の読み方や活用は変わりますか?

森谷 「銀行で担当する業務によって必要とする情報は変わってくるでしょう。しかし、共通しているのは、どれだけの情報を自分自身が蓄積するかだと思います。私たちが取り組みを行っている『本業支援』は、事業の成長戦略を考える上で、多面的な提案が求められます。自分が持っている情報量が多ければ、問題点を全体的に捉えたり、企画を立案したりする上で役立ちます。そういう意味では、新聞をどれだけ情報ツールとして活用するかが、仕事の成果にも関わってくるでしょう」

佐藤 「知り得た情報は自分のためだけではなく、お客様にはどのように役立つだろうかという視点をもって読むようになりました。また、気になる記事をスクラップしてまとめて読むと、意外な気づきがあります。ある業界のことを知るために、切り抜いた記事を並べることで業界の流れも理解しやすく、別の業界とどのようなつながりがあるのかなど、新たな視点を探すのに役立ちます」

きらやか銀行が求める人材、また人材育成の理念をお伺いします。

佐藤 「求めている人材は、「真摯でコミュニケーション能力のある人材」「自ら考えて行動できる人材」の二つです。特に私たちは『真摯である』ことを大切にしています。お客様にひたむきに寄り添える、まじめで実直な銀行員になってほしい。そのために研修制度を設け、お客様に喜んでもらえる、戦力となる銀行員になるためのスキルを身につけさせています。真摯であり続けることは、我々が掲げる『本業支援』の成功だけではなく、自分たちの成長にもつながるからです」

森谷 「銀行業務の基本はどこでも同じだと思います。そのなかでもこれが得意だとアピールする必要があります。これが、きらやか銀行では『本業支援』になります。地元にはいろいろな業種のお客様がいらっしゃいます。それぞれ必要とする支援に目を向け、ともに成長をしていくためには、独自性をもった多様な考えができる人材が必要です。そういう人材を育て、業務を担当させています」

そうした理念を受け止めて、きらやか銀行の人材として活躍するために必要なことは?

佐藤 「『思考力』ではないでしょうか。例えば、銀行員が普段よく目にする金利や株価情報をただの情報にしていたら、お客様には一元的な役立ちにしかなりません。それを一歩進めて、自分はその情報に対して何を考えるのか?そこが大切です。新聞はこうした思考力を養う上で、身近にある最強のツールだと思います。記事を読んで終わりにするのではなく、そこから先に何があるのか、どのように他のこととつながっていくのかを考えることで、思考力を育てるツールになっていきます。それを業務のなかで実感しますね」

森谷 「きらやか銀行では、チームで仕事をしています。業務のなかでいろいろな問題があっても、協力し合うことでやり遂げていきます。こうしたチームワークを良くするためにも、コミュニケーション能力が大切だと思います。また、コミュニケーション能力は、お客様のお話を聞く上でも大変重要です。当行が求めるコミュニケーション能力とは、ただ双方向での話し合いを指しているのではなく、お客様の視点に立った話ができたか、聞けたのかということです。そして、当行で活躍する人材は自分で考えたことを行動に移すことの重要性を理解しています。言われたことだけをやるのではなく、そこに自ら考え工夫することが大切だと考えて行動しています」

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