Case Study 導入企業の実例紹介

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ビジネスパーソン向け英語教材に採用。親しみある記事で、学習の継続が楽(Nikkei Asian Review)

株式会社スタディーハッカー
代表取締役社長 岡健作氏
ENGLISH COMPANY運営支援課EC Primeプロジェクトリーダー 山根千鶴氏

学びをもっと合理的でクールなものに―
精神主義や根性論に基づく教育手法に疑問を感じ、勤めていた受験塾を飛び出した岡健作社長が2010年に京都で設立したのがスタディーハッカー(本社:京都市下京区)です。「Study Smart」を合言葉に、科学的な学びを実践して大学の受験指導で成果をあげました。もともと大学で英文学を学び、100人規模の英語研究会も主宰していた岡社長。2015年には同様のメソッドを活用した英語のパーソナルジム「ENGL ISHCOMPANY」を設立し、こんどは受講生のTOEICスコアをわずか3カ月で200~300点引き上げるなどの成果をたたき出しています。短期集中型教育の先駆けともいえるスタディーハッカーは、実はNikkei Asian Review(NAR)のファン。岡社長とトレーナーの山根千鶴さんにNARの利点などをお話しいただきました。

まずはスタディーハッカーの事業内容を教えて下さい。

「予備校と英語パーソナルジムが2本柱です。予備校は京都の『烏丸学び舎』のほか、東京でも展開しており、医学部や東大、京大など難関への逆転合格を数多く実現させてきました。英語パーソナルジム事業『StudyHacker ENGLISH COMPANY』は受講生ひとりひとりにトレーナーをつけ、3カ月という短期間で英語力の大幅アップを実現させるもので、すでに6000人以上の卒業生を輩出し、現在も1000人強が在籍しています。このほかに、大学生や若手ビジネスパーソンにスキルアップや自己啓発などの記事を提供するサイトも運営中です。月間で平均120万のページビューを集め、12万人以上のFacebookフォロワーと4万3000人以上のTwitterフォロワーがいます」

科学的なメソッドとは具体的にどういうものでしょうか?

「英語学習を例にご説明しましょう。英語を学ぶ場合、いろいろある学習メソッドのなかから最終的には『エイヤツ』で選ぶのが普通ではないでしょうか。しかし本来なら『自分はどのフェーズでつまずいているのか』を分析するのが先決です。分析結果によって、やるべきことが大きく変わるわけですから。当社のメソッドはいわば課題を診断し、それにあったクスリを提供するイメージです。最近は会話中心の英語学習が人気ですが、『英会話練習によって力をつける』という方法が有効なのは英語学習のむしろ後段に当たります。野球で、キャッチボールもできないひとが練習試合ばかりをしてもなかなか上達しないのと同様、前段階ができていないひとが後段の英会話などを学ぼうとしても効率は下がります」

「言語習得の学問領域に『第二言語習得研究』という分野があります。母語以外の外国語を学ぶ際のメカニズムを研究するもので、当社のメソッドの基盤となるものです。当社は創業時からこの研究分野を学んできた人材を擁しており、1日に1時間程度、学習することで効果を上げるメソッドを生み出すことができました。短期集中メソッドを採用する英語学校はかつてはほぽ当社だけでしたが、いまは70ぐらいあるのではないでしょうか。競合相手が増えているということになりますが、一方で当社は600人もの方に受講をお待ちいただいています。市場自体が力強く伸びている実感があります」

効率の高さが受け入れられているということですね。

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「そうです。『3カ月で英語の上達をめざす』という当社の門をたたくひとにはピジネスパーソンが多く、切迫したニーズがあります。お仕事が忙しいなか、英語学習にそう多くの時間を割くことはできません。単位時間あたりの生産性をどれだけ上げられるか。そのためにはまず課題を発見して診断を下し、何をやるべきかをピンポイントで指導することが重要なのです。1日1時間なら3カ月のプログラムが終わったあとも、ご自身で英語学習を継続できるようになります」

「そうです。『3カ月で英語の上達をめざす』という当社の門をたたくひとにはピジネスパーソンが多く、切迫したニーズがあります。お仕事が忙しいなか、英語学習にそう多くの時間を割くことはできません。単位時間あたりの生産性をどれだけ上げられるか。そのためにはまず課題を発見して診断を下し、何をやるべきかをピンポイントで指導することが重要なのです。1日1時間なら3カ月のプログラムが終わったあとも、ご自身で英語学習を継続できるようになります」

NARを教材に採用された理由は何でしょうか?

「英語学習は継続が何よりも大事ですので、2018年にENGLISH COMPANY卒業生向けに会員制継続プラン『EC Prime』の提供を開始しました。アプリを使って時事英語を活用した教材を毎週5回配信し、パーソナルトレーナーがオンラインでサポートするシステムです。この時事英語の教材は別媒体から選んでいたのですが、文章がやや難しいという問題がありました。文章を理解するうえで背景知識の有無は決定的に重要なので、記事の内容に親和性がないと学習の継続が難しくなります。NARはアジアをテーマにしているので受講生も親しみやすい。経済やビジネス中心というコンテンツ構成も、ビジネスパーソンがほとんどという受講生の関心分野と重なります。また、忙しいなかで英語学習の時間をやりくりするというより、通常のニュースを読む感覚で取り組めるので、習慣化という観点からも大きなメリットがあると考えています」

具体的な使い方は?

「EC PrimeのアプリでNARの記事をもとにした教材を提供しています。記事から抽出した重要単語とその日本語訳をスマホ画面に両方表示したり、片方だけを表示させたり、発音を聞いたりして学習していくことができます。これを単語レベルからチャンク(一定の単語のかたまり)、最終的には全文まで、段階を追って学ぶ仕組みです。文章を読みあげた音声を送っていただければ、こちらで評価してフィードバックします」

「EC Primeの会員数は現在120人です。(英語学習教材大手の)アルクさんにご提供いただいた教材も使っていますが、アルクさんが初級から中級、NARが中級から上級というイメージです。ただ、受講者は会社員の方が多いので、ビジネス系の記事は意外と読みやすいのではないでしょうか。NARはサブスクリプションモデルを採用していますが、『EC PrimeでNARに関心を持ったのにNARサイトを訪れてみたら読めなかった』ということでは意味がないので、EC Primeの受講者にはNARのIDも提供しています。ENGLISH COMPANYはおもにTOEICの教材を使用していますが、90日のトレーニングで身につけた英語の土台を、生の英語教材で学習することでさらに伸ばしていただけると考えています」

今後はどのような事業プランをお考えですか?

「昨年12月に始めた自習型の英語学習コンサルティングサービス『ENGLISH COMPANY THE CONSULTANT』を全国の主要都市に広げていきたいですね。現在のパーソナルトレーニングからアセスメン卜だけを抽出した事業です。弊社の『第二言語習得研究』のノウハウを活かし、受講者が抱える課題を指摘して学習の道筋を立てるもので、トレーニングのサービスはないため安価にご提供できるメリットがあります」

(2019年6月取材)

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