アジアの視点で時事問題を分析
マレーシアを代表する知識人の1人。新聞記者出身。同国の英字紙「ニュー・ストレーツ・タイムズ」の主任ライター、グループ編集局長などを経て、84年からマレーシア戦略国際問題研究所(ISIS)所長。97年3月に同研究所の会長兼最高経営責任者(CEO)に就任した。
マレーシア政府の委託研究のほか政策提言活動も進めるISISの顔として、国内政治はもちろん東南アジア諸国にも大きな影響力を持つ。通貨危機後も各種のセミナーや研究会の開催を指揮、最近は経済問題に積極的に切り込んでいる。
東南アジア諸国連合(ASEAN)の経済協力統合事務局の責任者を兼務した経験もあり、世界に幅広い人的ネットワークを持つ。政治、経済、安全保障などの広範な知識を土台に、アジアの視点から時事問題を分析する切り口には共感者も多い。著作や評論は多数。
67年英ロンドン・スクール・オブ・エコノミックス終了後、同スクールで政治科学・国際関係学の博士号取得。53歳。
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