その上で「(投機によって、攻撃を受けた)国が、防御の手段を与えられる方が有効であろう」と指摘、アジア各国が外貨準備を持ちよって基金を作り、投機が起きたときの保険とするなどの方策があるとの見方を示した。
宮沢首相はそうした投機に対する対抗策について、「先のG8蔵相会合でも議論があった。近々、何か出てくるのを期待しているし、そういう時期だ」と語り、近い将来、何らかの具体的方策が示されるとの期待を示した。