どれだけ恒久減税できるか課題・宮沢元首相
リー・クアンユー・シンガポール上級相(左)と対談する宮沢喜一元首相
 宮沢喜一元首相は5日国際交流会議「アジアの未来」でリー・クアンユー・シンガポール上級相と対談し、日本経済が抱える課題について「銀行の不良債権を実際にバランスシートから外す必要がある」と述べるとともに「どれだけの恒久減税ができるか。法人税・所得税を片付けなければならない」と述べた。

 宮沢元首相は景気の先行きについて「来年の今頃にはトンネルの向こうにともしびが見える」との見通しを示した。

Copyright 1998 Nihon Keizai Shimbun, Inc., all rights reserved.