デービッド・オリバー・エイベル
国家平和発展評議会(SPDC)議長担当大臣(ミャンマー)
 指折りの経済通――英語にも堪能

 「アジアの未来」参加は96年に次いで2回目。97年12月の内閣大改造にともない、長年つとめた国家計画・経済開発相から国家平和発展評議会(SPDC)議長担当相へと転じたが、ミャンマーの経済外交の「顔」であることに変化はない。

 生粋の軍人だが、早い時期から政府の経済担当部局にたびたび“出向”してきた。軍の教育機関で法律・行政学を教えたこともあり、閣僚の中でも指折りの経済通として知られる。

 英語に堪能なうえ物腰が柔らかいこともあり、外国人にとっては最も親しみのある閣僚の1人だ。各種の国際会議への出席や、SPDC議長であるタン・シュエ首相の随行などで海外へ出かける機会も多い。クリスチャンで、仏教徒の多い政権内では異色の存在だ。ヤンゴン大卒。英国の士官学校でも学んだ。63歳。

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