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IT(情報技術)業界最大のイベント「コムデックス・フォール98」が20日(現地時間)閉幕した。今年の展示では、USB対応周辺機器の種類が急速に増えていることが目についた。シリアルポート内蔵のハブなど、日本ではまだ展示会に登場していないユニークな製品がブースに現れた。
米国で放送が始まった地上波デジタル放送をパソコンで楽しめるようにするための、チューナーカードも複数社が展示した。DVDを再生するため、スピーカー関連の展示も多く、情報家電に近い内容が増えたのも今年の特徴だ。ただ、コンパック、IBMが展示を見送るなどパソコン本体は新味に欠け、寂しい内容だった。
ソフトウエアでは音声認識関連がトレンドとなった。音声認識はMPUのパワーの差が表れやすい分野であり、最近のめざましいクロック数アップの効果もあって変換速度・効率ともに確実な進歩を感じた。
コムデックスで例年、圧倒的な存在感を示すマイクロソフトは、今年も会期に合わせて「SQLサーバー7.0」を発売、「オフィス2000」のベータ版の紹介コーナーも毎回立ち見がでる大盛況ぶりだった。
一方、規模は比較にならないものの、フリーOSの「Linux」の展示パビリオンが設けられ、欧州系の企業が出展するなど新しい動きも見られた。
ネットワーク系では、SOHOブームを受け、面倒な配線作業なしでLANが構築できる無線LANに人気が集まった。ノートパソコン向けでも安価な対応カードが増えた。
(マルチメディア編成部 関森泰博・渡辺智哉、小池良次=ITジャーナリスト)
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