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(9/29)岡本、攻め抜き表彰台
 最終の第3ラウンド、残り1分余りで追い付かれた。だが、ここから岡本が執念を見せた。転倒しながら左のまわしげりで1点リード。さらに、カウンター気味の右のまわしげりを決めて突き放した。

 岡本は興奮が収まらなかった。「後悔したくなかった。ほんま、ありがとうございました」。前のラウンドでスティーブンソンのけりを顔面に受けた。「半歩下がってけったら、うまいこといった」。攻め抜いてつかんだメダルだ。

 敗者復活1回戦から約15分で、3位決定戦が始まった。ほとんどの大会では一時間は間隔があく。急いで防具をつけ直し、息を弾ませたまま試合場へ。金漢老コーチは、「15年のコーチ生活で、こんなにしんどい試合は初めて。日本の選手はハートの弱さが欠点だが、よく頑張った」とたたえた。

 大阪生まれで、早大時代はチアリーディング部などに所属。卒業後、留学した米オレゴン大学でテコンドーを始めた。司法試験の受験も志したが、競技との両立は苦しく断念。アルバイトで資金を蓄え、韓国などに遠征した。「K―1」のリングにも上がった異色の選手でもある。

 移り気に見えるが、根性も相当あるようだ。昨年5月に右ひざの十字じん帯を痛め、7月の世界選抜大会に欠場して五輪への道が遠のいた。だが、秋のアジア予選で2位に入り、出場権を確保。本番でも準々決勝で敗れたが、「終わったことは全部忘れて、新しい気持ちで戦えた」という。挑戦者精神にあふれる29歳が、シドニーで力を出し切った。(岩本一典)

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