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(9/29)飽くなき闘争心が原動力・芸術点でロシアを抜く
 演技前の気持ちをロシアのベテラン、キセレワがこう表現した。「肉体よりも精神的にきつかった。勝つために完ぺきな演技が必要だった。日本チームの吐く息が首筋に伝わってきた」。日本は女王に真っ向勝負を挑み、土俵際まで追いつめた。金メダルに肉薄した銀メダルだった。

 前日の「空手」で得た勢いに乗り、選手たちが演じたテーマ「火の鳥」は大きく羽ばたいた。「プールからはみ出すぐらい大きく泳いできなさい」。井村雅代ヘッドコーチの指示通り、8人がプールをめいっぱい使い、泳ぎ回った。技術点ではロシアに及ばなかったが、芸術点は圧倒。5人のうち4人の審判員が日本に満点の評価を下した。

 アトランタに続き、五輪二度目の武田が胸を張った。「私たちの演技で10点が並ぶのは初めて見ました。きれいでした。ロシアに最後の最後まで挑戦し、勝ち得た2位です」

 アトランタでは全選手が五輪初出場。「とにかく井村先生についていくことだけで必死だった」と神保。しかし今回は違った。立花、藤井も含め五輪の舞台を4人が踏んでいる。理想の演技を追い求め、一方的にコーチが投げ続けるだけだったボールが銀メダルに輝いた2年前の世界選手権を境に、選手から返ってくるようになった。シドニーでは選手がコーチと一緒になってつかんだ違う色のメダルだ。

 それでも人間は一つの階段を上るとさらに上を目指したくなる。井村コーチは絞り出すように「銀は銀、2番です」という。「本当は逆立ちしたいくらいうれしい銀メダルのはずなのに。でもひそかに金メダルに挑戦して取った銀は当然かと思えてくる」。この飽くなき闘争心が初の銀メダル獲得の原動力になった。(磯貝守也)

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