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(9/29)オリンピックプールに火の鳥
 【シドニー29日=中前博之】オリンピックプールに火の鳥が舞い降りた――。29日のシンクロナイズドスイミング団体決勝。日本の8人は息もつかせぬダイナミックな演技で、手塚治虫原作の「火の鳥」を水上に描き出し、初の銀メダルを獲得した。総合点では及ばなかったが、芸術点で世界王者のロシアを上回り、選手たちから、さわやかな笑顔がこぼれた。

 テーマの火の鳥は、自らの手で滅ぼした未来の地球で、人類が追い求める空想の不死鳥。オリジナルの激しい音楽に合わせ、いきなり大空へ飛び立つようなリフト。テンポがゆるやかになると、8人が漂いながら鳥の羽根を浮かび上がらせ、観衆を魅了した。

 5人の審判の芸術点を告げる電光掲示板には「10.0」が4つ。ロシアの2つを上回る快挙に選手たちの顔はほころび、厳しい指導で知られる井村雅代コーチ(50)は「このプレッシャーの中で、よく泳いだ」と目を細めた。

 井村コーチが「完全主義者」と呼ぶエースの立花美哉選手(25)も「よく出来た」と笑顔。ペアでも健闘した武田美保選手(24)は「みんなの息を感じながら泳げた。これがチームなんだと実感できた」と振り返る。姉妹で出場した姉の米田祐子選手(24)は「苦しいトレーニングは間違っていなかった」と喜び、妹の米田容子選手(21)は「今まですごく足を引っ張ってきたので、結果が出てうれしい」と涙をぬぐった。

 前日のテクニカル・ルーティーンで泳ぎ、この日は控えに回った巽樹里選手(21)は表彰式終了後、みんなと一緒に表彰台へ。井村コーチから「あんたがおらへんかったらメダルはなかったよ」と声をかけられたといい、巽選手は「みんなに感謝しています」と喜びをかみしめていた。

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