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(9/25)<解説者の目>日本、チームのまとまりが良い――ソフトボール鈴木征氏
日本ソフトボール協会専務理事・鈴木征氏
 鈴木征・日本ソフトボール協会専務理事 日本は25日、準決勝でオーストラリアを下して決勝進出を決めた。8試合連続で勝ち続けている理由はベテランと若手がうまくかみ合っている点。25日も若い増渕まり子が投げ、最年長の宇津木麗華が本塁打で助けた。また若手の山田美葉、伊藤良恵も頑張っている。チーム全体がまとまって取り組んでいる姿勢が伝わってくる。当初「日本はせめてメダルを取れるとよい」という目標でシドニーに来たので、予想を超える出来栄えだ。もちろん監督は金メダルを狙っていただろうがよくやっている。オーストラリア戦ではミスも目立たなかった。

 宇津木の本塁打は素晴らしい当たりだった。右肩を手術し、恐らく完全な状況ではないと思う。左の打者が左方向に打つのは難しいが、流し打ちとは違うきちんとしたスイングができていた。4番の山路典子は相変わらず不調だ。このところこの打順で戦っているので、決勝でも変えないと思う。山田、伊藤へのつながりに期待したい。

 日本は投手・野手のディフェンスがしっかりしている。打たれても失点は最低限に抑えることができている。元々、守備は良いチームだが、シドニーに来てから一段と野手の気持ちが乗っていると感じる。普段は取れないような当たりまでキャッチできている。

 準決勝の中国対米国戦は中国が押し気味だったが、米国の底力が勝った。日本との予選対戦時と現在の米国の内容はそれほど変わっていない。フェルナンデスが調子を上げている。石川多映子は予選の米国戦では緩急をつけた投球で、打ちたがる気持ちをうまく誘い出していた。ただ決勝で石川を投入して同じことが通用するだろうか。くせを研究しているのではないかという不安があるので、石川の先発はないような気がしている。高山樹里を先発で使うか、増渕―高山で継投するか。個人的には連続登板になってしまうが、増渕でいけるところまで投げて、高山で抑えるのが良いと思う。

 米国打線はパワーがあるので力でねじ伏せようとしてくる。それを日本や中国は丁寧に投球してかわしてきた。決勝では日本は決して甘い球を投げないことだ。予選の米国戦ではそれを徹底できていた。

 米国の先発はだれか分かりにくい。米国を崩すには、まずランナーが出たときにきちんと送れるかにかかっている。出塁はめったにないチャンスだろうし、確実に得点にすることが大事だ。ミスが多かった予選に比べて形は整いつつある。先発がフェルナンデスならドロップの落差が大きく打ちにくい。ただライトボールで甘く入る球がある。これを逃さずに打つことだ。25日のオーストラリア戦でも真ん中に入る球を投げていた。

 スミス先発の場合は球種が多彩で、低めの落ちる球や左投手独特の外角スライドを持つ。日本は左の選手が多いので、センターやショート方向に狙うつもりで打てばいい。ウイリアムズが先発なら1度対戦しており慣れている。球種は少ないしコントロールも不安定だ。

 26日の決勝は日本にとって悲願の金メダルをかけた試合。全勝で米国を「迎える」という姿勢ではなく、世界のチャンピオンに挑戦するつもりで立ち向かって欲しい。投手戦を予想しているが打ち合いになったら日本の勝ち目はない。(シドニーで25日深夜、聞き手は遠藤繁)

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