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大金星は周到に準備を重ねてきた結果だった。ソフトボールの日本が予選リーグでアトランタ五輪金メダルの米国を2―1で下した。米国を破るのは1970年世界選手権以来、30年ぶり。延長11回までもつれた試合を日本らしい投手陣の粘りと堅実な守備で制した。
宇津木監督は予選リーグ全試合の先発ローテーションを3カ月前から練り上げている。この日の先発は縦の変化と緩急で勝負する石川。同監督が米国打線の一発を警戒し、1カ月前から決め球のチェンジアップに加え、新球種のドロップを覚えさせたのもそのためだった。
五輪初出場の石川は9安打されたが、要所を締める力投。救援した高山のライズボールで米国打線の目を幻惑する継投も当たった。20残塁と4失策の米国に救われた面もあるが、敗戦投手のスミスは「日本の我慢強いスタイルに根負けした」。世界王者の連勝記録を112で止めたのはフロックではないだろう。
打線では直前合宿から元日本代表の男子投手らを相手に打撃練習を重ね、110キロ前後の速球に目を慣らしてきたことが土壇場で生きた。「球質の重さやスピード感に自信はついた」と安藤は説明する。
米国の大黒柱フェルナンデス、スミスら世界トップクラスの選手が日本リーグで活躍してきた背景も大きい。「国内で対戦を重ねて、気持ちで負けることがなくなった」と宇津木監督。目標の「金メダル」に近づく1勝はこうした積み重ねが結実したのだろう。(共同)
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