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日本側の抗議にも、ジャッジは覆らなかった。全日本柔道連盟は23日にも、正式な抗議文を国際柔道連盟(IJF)に提出する。「銀が金になることはないが、判定が間違いだったことをはっきりさせたい」と山下泰裕・男子監督は話した。
関係者の話を総合すると、3人の審判のうち、1人の副審が内また透かしをかけた篠原が一本勝ちしたと判断。だが、もう1人の副審と主審はドイエの内またによる有効を取り、多数決で決まった。
抗議を受けたIJFのジム・コジマ審判理事は、「個人的見解では篠原の一本だと思うが、3人の審判が決めたことだから覆せない。篠原にはかわいそうなことになった」と語った。
本来ならいったん試合を止めて時間をかけて審判が協議すべきだろう。しかし、すぐに試合を再開してしまった。
五輪では今大会からビデオカメラを設置。審判のジャッジをチェックする態勢を整えたが、試合場の近くにいる審判委員らを交えてビデオを確認するなどしないと、こうした設備も何の意味もない。
審判技術の底上げも課題だ。内また透かしのような返し技は、「後(ご)の先(せん)だから、しっかり見極めないといけない」と斉藤コーチ。今大会では日本ばかりでなく、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)も女子48キロ級の試合のジャッジを巡り、抗議文を提出した。抜本的な対策をとらないと、同じようなトラブルが繰り返されてしまう。
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