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たった1試合で、阿武(あんの)教子選手(24)の2度目の五輪が終わった。アトランタ五輪でも初戦で開始早々の一本負け。試合終了後「力が出なかった」と広報担当者を通じてコメントするのが精いっぱいだった。
上背で勝るイタリアの選手にがっちりと組まれ、いつもの技が出ない。消極的な姿勢で「指導」を取られ、そのまま試合終了。「集中できなかった」。敗者復活戦にも回れないことが確定すると、控室に閉じこもってしまった。
父親と柔道漬けの毎日の中、小学校卒業前、行ってみたい場所は五輪開催地の「韓国とバルセロナ」と書いた。文集には「わたしが行きたいのは天国。天国がどんなところか取材して、みんなに見せてあげたい」とつづっていた。夢はかなわなかった。(シドニー共同)
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