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田村亮子(トヨタ自動車)と野村忠宏(ミキハウス)の金メダルで好スタートを切った日本柔道。その後の2日は少し静かになった。金メダルばかりが続くはずはない、といえばそれまで。だが、背景に日本選手の勢いを止めようとする要素が働いているとの見方がある。
この日はいくつか審判に微妙な判定があった。男子73キロ級の中村兼はバステアとの2回戦で、消極的姿勢が理由とみられる反則で、開始すぐに指導―注意を受けた。確かに技は出なかったが、相手も攻めていなかった。崔鎔信との4回戦でも、開始直後にいきなり指導である。山下泰裕・男子監督は「滑り出しの指導で中村兼はペースを乱された」と話した。
こうした事態は予想されてもいた。斉藤仁・男子コーチは初日に「これで外国人審判は日本にきつくなる」と漏らしていた。
ただし、判定が絶対におかしいと断言できるだけの根拠は、日本側にはない。せいぜい、多くの人が疑問に思っているというだけだ。
斉藤コーチは「大切なのは、オリンピックでは、微妙な判定になるような柔道をしないこと」と言う。「魔物がすむ」といわれる五輪で、ロサンゼルス、ソウル大会と2連覇した人物ならではの教訓である。〔共同〕
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