NIKKEI NET
シドニー五輪2000
最新ニュース
new競技別
new解説者の目
五輪ビジネス
豪SMH紙から
みどころ・コラム
from シドニー支局
競技日程
選手紹介
競技会場
フォトギャラリー
国別メダル数
競技別
(9/29)<解説者の目>宮川千秋氏「400メートルリレー、3位も8位もあり得る」
日本陸上競技連盟強化副委員長・宮川千秋氏
 宮川千秋・日本陸上競技連盟強化副委員長 男子400メートルリレーの日本チーム(川畑、伊東、末続、朝原)は力を十分発揮して、評価できる内容のレース展開だった。4人の力で完全な準備ができていた。気象条件も良く、高温で風もない。30日が同じ気象条件であれば日本にもいい結果が期待できる。気温低下と風はレースを見る上で考慮しないといけない。

 予選、準決勝と上位に食い込むチームはラウンドを重ねるごとにスピードを上げている。そういうチームが決勝に出てくるので、日本も4人がしっかり自分の走りをすることが重要だ。日本記録を目指すことが決勝で上位に食い込む条件になる。バルセロナ五輪の6位入賞が過去最高なので、1つでもあげて欲しい。メダル獲得の可能性だってないとは言えない。準決勝では強いチームほど無難な走りで終わるが、決勝は思い切って走るチームが多い。逆に言うとミスをするチームも出て来かねない。準決勝のタイムを継続的に記録できればその分、日本には優位に働くはず。

 男子1600メートルリレーは一番悪い結果になってしまった。これは小坂田淳(大阪ガス)に責任の矛先が向かう形になってかわいそうだが、耐えるしかない。落ち込むのは仕方ないが、本人が犯したミスだ。五輪の雰囲気にのまれた、という以前に個人の問題。基本的な走り方のミスだった。第1走者の成績があまり良くなかったので、前に出たい気持ちは分かる。ただインコースから走者を抜く場合、接触が起こりやすいのは基本的なこと。外側から抜きにかかればいいし、内側から抜くならバトンをしっかり持つべきだった。だれが見てもこれは小坂田のミスが明らかだし、日本が抗議を出しているのだとしたら非常におかしな話だし、まずあり得ない。相手に悪い点などない。

 マリオン・ジョーンズ(米国)は女子走り幅跳びで3位に終わった。ファールも4回取られている。この結果は重圧以前に、本人の持つ技術の問題だ。ミスなのではない。ファールしないで飛ぶことも重要な技術。記録が十分ではなく、実力が上の選手が2人いたということだ。

 50キロ競歩では失格が相次いでいる。しかしだからといって選手がクレームをつけているのはどうかと思う。審判を批判する前に技術に対する反省をする、そういう視点を持ってもらいたい。そうでなければ進歩がない。肉眼でのジャッジを基本にしている競技と聞くが、ビデオや写真を本格的に導入したら失格者はもっと増えることだろう。

 30日の陸上競技はまず女子1万メートル決勝がある。男子決勝はとてもスピードが上がったレース展開だった。これまでは前半の遅れを後半で拾うパターンだったが予想されるスピード化されたレースに日本選手がどれだけ食い込めるのか注目したい。

 男子400メートルリレー決勝は1―3走が勝負。日本の場合、第2走者の伊東がポイントだ。川畑が出遅れても、伊東でばん回する。しっかりカバーすることを期待されたポジションで、カギを握っている。今までのレースではそれなりに十分走り切っている。レースをリードするのではなく世界の強豪と互角に戦う力を見せて欲しい。末続も非常に頑張っている。横一線なので3位銅メダル獲得もあれば、8位もあり得る。

 女子走り高飛びの太田陽子(ミキハウス)は1メートル95の日本記録更新に期待がかかる。無理ではないし、可能性が高い。

 男子5000メートルの高岡寿成(鐘紡)のレース展開も評価ができる。(シドニーで30日未明、聞き手は遠藤繁)

[競技別:陸上]その他の記事 --------------------
(10/1)勝負どころ絞りアベラ快勝・男子マラソン
(10/1)メダル候補の犬伏は棄権
(10/1)最初に脱落も最先着・川島
(10/1)これが今の力・川島
(10/1)力の差を感じた・佐藤
(10/1)瀬古利彦・エスビー食品監督の話
(10/1)中山竹通・大産大陸上部監督の話
(10/1)河野匡コーチの話
(10/1)桜井孝次・陸上監督の話
(10/1)韓国勢も予想外の惨敗・男子マラソン
(9/30)日本は6位・男子400Mリレー、優勝は米国
(9/30)末続、足の異変耐え・伊東「最高の試合」
(9/30)「よくぞバトン渡した」ケガの末続選手たたえる
(9/30)奇跡的なバトンパス・男子400Mリレー、日本は6位入賞
(9/30)日本男子、短距離に勢い・リレー中心の強化実る
(9/30)高岡、力走むなしく最下位で終わる・男子5000メートル
(9/30)高岡、力尽きたが堂々のレース・男子5000メートル
(9/30)トゥル、ほか寄せ付けない強さで金・女子1万メートル決勝、川上は10位
(9/30)日本勢3人、ハイペースに完敗・女子1万メートル
(9/30)「まわりが強すぎてすっきり」1万メートルの弘山
(9/30)弘山ら、世界との差にがく然・女子1万メートル
(9/30)大きかった世界との差・弘山、入賞果たせず
(9/30)「これで迷わずマラソンへ」弘山
(9/30)太田は1メートル90で11位・女子走り高跳び
(9/30)「入賞より記録を狙っていた」女子走り高跳びの太田
(9/30)女子1600Mリレー、米国が優勝・Mジョーンズが3冠
(9/30)マリオン・ジョーンズ、完全燃焼の金3と銅2
(9/30)女子400メートルリレーはバハマが金、マリオン・ジョーンズは4冠ならず
(9/30)男子マラソン、給水に気を付けて・高橋尚子がアドバイス
(9/30)豪チームが再び失格・男子400リレー
(9/30)ロシア女子選手が薬物検査で陽性反応
(9/29)男子1600メートルリレー、日本が抗議・妨害あったと
(9/29)<解説者の目>宮川千秋氏「400メートルリレー、3位も8位もあり得る」
(9/29)<解説者の目>伊藤国光氏「高岡、優勝目指さぬ走りで高順位を」
(9/29)日本タイ記録で決勝進出・男子400リレー
(9/29)マリオン・ジョーンズ、走り幅跳びで金逃す
(9/29)日本、バトン落とし無念の最下位・男子1600リレー準決勝
(9/29)「女子の刺激強すぎた」犬伏・佐藤・川島の3選手会見
(9/29)日本、男子1600Mリレーでも準決勝へ進出
(9/29)競歩の今村「つらいレース」
(9/29)コジェニョフスキが2冠・男子競歩
(9/29)コジェニョフスキが金字塔・連覇と二冠
(9/29)日本、男子400Mリレーで準決勝進出
(9/29)米国はいつもぶっつけ本番・男子400メートルリレー
(9/29)入賞に順調な滑り出し・男子400リレー

競技別トップへ

Copyright 2000 Nihon Keizai Shimbun, Inc., all rights reserved.