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エース伊東が「自分の種目」とこだわり続ける男子200メートルで、まずまずの滑り出しを見せた。
100メートルでは準決勝まで進んだが、2組4レーンのスタートについた伊東は、走りに違和感を感じていた。「100メートルと比べたら、気持ちに余裕があった。でも逆に体に緊張感がなくて…」
それでも低い姿勢で飛び出すと、スピードに乗ってコーナーを回った。直線に入ってやや「力んだ」レースだったが、20秒75の2着でゴール。最後は外側を見て、順位を確認しながら流す余裕もあった。
1998年秋の日本選手権で20秒16の日本新。100メートル以上に、世界のトップと近づき、19秒台への突入と世界選手権、五輪での決勝進出への期待は高まった。
だが、昨年の世界選手権は調整がうまくいかず、準決勝止まり。今年は春先の左太ももの故障で出遅れ、まずは全力疾走ができることに重点を置いていた。200メートルに向けた練習は、不足したままで「距離に対する不安だらけ」と明かす。
この日も直線で上体がぶれる悪いくせが出て「直線に入って何とか修正しようとした」と言う。これから、ラウンドを重ねるごとに戦いは厳しさを増す。それをはね返して、アジア最速のスプリントを世界に示すことができるだろうか。(共同) |