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アナウンスで紹介されると、スタンドに向かってにこやかに手を振った。陸上五冠を目指すジョーンズの、金メダル挑戦の第2ラウンドが始まった。
女子200メートルの一次予選1組。前半でリードを奪い、直線に入ると、もう力を緩めていた。「後のためにエネルギーを節約した。前々から言っていたように、きょう(27日)が1番難しい日になる」
午後には200メートルの二次予選、さらに最も苦手とされる走り幅跳びの予選が待っている。
最初の100メートルで快勝し、夢へ向かって順調に滑り出した。だが夫のC・J・ハンター(米国)のドーピング(薬物使用)検査で陽性という思わぬ“敵”が待っていた。前日は夫の釈明会見に同席し「夫を全面的に支える」と訴えた。
表面的には、レースへの集中力を維持しているように見える。体調もいいようだ。だが肉体的にも、精神的にも、限界ぎりぎりのところにいることだろう。
報道陣に囲まれ、レースの感想を語ったジョーンズは、質問が出始めると「また後で話す」と言って、足早に控室へと消えた。(共同) |