 | | 男子走り幅跳び予選に出場した森長正樹〔共同〕 |
男子走り幅跳び。自らの日本記録、8メートル25に迫る記録を出せば、上位入賞の可能性もあった森長が予選で姿を消した。前回出場したバルセロナ五輪に続き、決勝進出を果たせなかった。
試合前。サブトラックで「体に力が入らない感じ。このところ2、3日に1回ぐらい、どうしようもない日がある。それに当たってしまったと思った」。
その悪い予感の通り、1回目にファウル。2回目には7メートル84を跳んだが、勝負をかけた3回目もファウル。ちょうど8メートル00となったカットラインに、届かなかった。
「短い時間で修正しようと、できることは全部やった。悔しいけど、悔いはない」と淡々と話した。
昨年の世界選手権は腰の痛みで直前に欠場。年末に練習を再開したが、再び痛みが出た。冬場は十分に走れない代わりに固定式の自転車を使ったトレーニングで足腰の筋肉を強化。無理なくスピードを維持できる安定した助走を手に入れ、5月の静岡国際で追い風参考ながら8メートル35。6月の全日本実業団でも8メートルジャンプを3本そろえる安定ぶりで期待は膨らんでいた。
バルセロナ五輪のとき、金メダルを争うパウエル、ルイス(ともに米国)の跳躍に思わず見入り、ピット場の観衆となってしまった思い出がある。今回は「普通に競技をできた」と言うが、またも力を出しきれなかった。〔共同〕 |