 | | 全日本ナショナルチーム強化本部長・太田誠氏 |
太田誠・全日本ナショナルチーム強化本部長 日本は24日までの予選リーグを4勝3敗で終え、決勝トーナメントに勝ち進んだ。準決勝の顔ぶれをみると、ほとんどのメンバーがプロ選手である韓国、ベテラン捕手を核に将来メジャーでの活躍が期待される若手投手や野手を集めた米国、野球に全力を投じているキューバ、そして日本と充実した4カ国がそろった。
しかし、予選リーグを振り返ると、オランダやイタリアもかなり強かった。オランダはキューバに勝ったし、イタリアもオーストラリアを下した。両国とも投手層が薄いだけで、そこが改善されれば今後強豪国となる可能性がある。南アフリカも最後に1勝を挙げるなど、野球というスポーツの広がりが感じられた。
予選7試合を戦って印象的だったのは、どの試合でもスタンドが80%は埋まることだった。地元オーストラリア以外のチーム同士の試合でもそうだった。応援する観客たちは非常に楽しんでおり、しかもその応援で選手たちものせられる格好になった。サッカーとはまた違ったスタイルの応援で、そのおかげでとても盛り上がった予選となった。
現地に行く前、日本チーム関係者の間では「オーストラリアでは野球はマイナースポーツなのではないか。大丈夫だろうか」という不安もあった。しかし、そんな懸念はまったく違っていた。オーストラリアの野球人気はものすごい。それはすばらしいことだ。この五輪がオーストラリアでの野球熱をさらに盛り上げるきっかけとなれば良いと思う。 |