 | | 日本ソフトボール協会理事・鈴木征氏
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鈴木征・日本ソフトボール協会理事 22日、23日と日本は苦戦している。日本が中国、オーストラリア、米国を破ったように日本よりも実力が劣ると見られていたチームも実力のレベルは上がっている。五輪は何が起きるか分からない、ということを実感した。今後は1点を無駄にしていると苦戦することになる。
23日のニュージーランド戦で、日本は高山樹里(豊田自動織機)を先発に投入した。22日を休んでいるのでこれは調整の意味での登板で、予定通りの起用。守備の力が大きいことを示す試合内容だった。ミスがほとんどなくディフェンスは素晴らしい。練習の成果は十分で、ベテランの斎藤春香(日立)、安藤美佐子(デンソー)、宇津木麗華(日立)と、若手の山田美葉(日立)、田本博子(日立)、内藤恵美(豊田自動織機)、伊藤良恵(日立)がうまくかみ合っている。特に下位打線の伊藤の調子が上がっているのは頼もしい。
一方、4番の山路典子(太陽誘電)に依然として精彩がない。故障と言うよりも精神的なものだろう。打ちたいとの思いで上半身に力が入ってバランスを崩してしまう。本来は打ってくれるはずだし、彼女が活躍すると日本は楽になる。
決勝トーナメント戦はまずオーストラリアと対戦する。4番のエルボーンは初戦で逆転サヨナラ2ラン、米国戦でも中国戦でも決勝ホームランを打つなど活躍している。徹底的にマークしなければならない。先発は増渕まり子が調整をしているので期待できる。石川多映子(日立)は微妙だ。石川は球速が遅いことで成功している投手で、相手の調子を狂わせるのが特徴だ。これはタイミングが合うと一発を狙われてしまう。石川は打ちたがってくる米国のような試合で向いている。
オーストラリアは米国戦で投げたエース、ハーディングがいる。切れがいいボールを投げてくるので日本打線をどう抑えてくるか。山路が打てば楽になる日本の打線だが、いまは斎藤を軸に回っているので、ハーディングをどうとらえるか注目したい。日本のポイントは1―3番打者がどのように活躍するか。6―8番の下位打線の伊藤もかぎを握るだろう。打順はいじらない気がする。
また米国は4番のブストンが中国戦の試合でひざを痛めて調子を悪くしている。本人は問題ないと言っているみたいだが、足を引きずっている。また投手であり打撃の中心のフェルナンデスも今回調子が悪い。ヒットがほとんど出ていない。そういう米国が4位通過でもまだ優勝の大本命にある気がする。手ごわい。日本はオーストラリアに勝てば2位以上が確定する。ただ上位4強の力に差はない。その時の試合展開で変わるので日本はミスをなくすことだ。
特に走塁のミスが目立つ。無謀な突っ込みだけでなく、走るべき時に走ってこないことなど記録には出てこないミスをなくさなければならない。(シドニーで23日深夜、聞き手は遠藤繁)
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