 | | 日本体育大学助教授、ロサンゼルス五輪金メダリスト・具志堅幸司氏 |
具志堅幸司・日本体育大学助教授・ロサンゼルス五輪金メダリスト 20日の塚原直也(朝日生命保険)は第1種目の床でラインオーバーし得点が伸びなかった。この時の気持ちが整理つかないままあん馬に向かったのだろう。床を見ていて感じたのは「よしやってみよう」という覇気がない。プレッシャーを感じていたせいだと思う。やはりこのような大きな勝負をかける時に必要なことは明るさだ。これは今、急に(選手に対して)明るくやれと言ってもできるものではない。
ひじの故障が伝えられているが、つり輪の様子を見ると、痛いなりにもできるようだった。新月面などの技をやろうかどうしようか、という迷いが気持ちの中にあったのではないか。塚原の体操は「守る体操」で、堅実に自分の体操をやって上位陣の失敗を待つというタイプ。それで上にあがっていくのだが、今回は彼自身が失敗してしまった。そうなると気持ちは乱れ彼特有の体操ができなくなってしまう。練習を細かく積み重ねるしかない。
24日の種目別では岩井則賢(大和銀行)が出る。ケガをして筋力トレーニングで数段レベルを上げて立ち直ってきた選手だ。メダル獲得は難しいかも知れないが自分の体操をして欲しい。(シドニーで21日午後、聞き手は遠藤繁)
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