 | | 日本ソフトボール協会理事・鈴木征氏 |
鈴木征日本ソフトボール協会理事 オーストラリア戦の勝利で4連勝になった。上位4強のうち3つと対戦し、そのすべてに勝ったのでほぼ銅メダルは見えた。予選リーグは上位4つを選ぶが、3日以内に1勝すれば4位は確定する。オーストラリア、米国、中国のつぶし合いがあるので明日勝てばメダルは見える。1―2位の予選通過が現実味を帯びてくる。もしこの試合を落としていたら1敗になる。オーストラリアはここで日本に勝ったとしても対米国戦で負けると日・米・豪が1敗で並んでしまうところだった。今日勝ったことは1―2位通過へ向けて1歩抜きん出たことになる。この意味は大きい。
20日の試合で日本は増渕―高山とつないだ。勝利が見えたら高山を起用するというパターンがあるのだが、今回も何とか勝てるとの判断で登板させたのだろう。期待通りの活躍だったし作戦通りに勝利した。4番の山路典子が元気がない。調子を崩しているようだが20日に一本出たのでこれを契機に元気になってくれたらと思う。初戦で遅い球でタイミングを崩された。それで何とかしようと焦り深みにはまっている。米国戦に勝ったことでも抜け切れていない。4番が普段に戻れば日本チームはもう少し楽になっている。本人もこのことは気にしていて、記者会見では涙ぐんでいたようだ。この涙はアトランタ五輪をオーストラリア戦で見返した思い、そして自分が勝利に役立っていないという複雑な気持ちからだろう。今は精神的に追いつめられて思い切り振ることが出来ないようだ。
日本はチーム全体の雰囲気が良く若手が特によい。ベテランとの呼吸もうまく合っている。カナダは打撃は弱いが、投手がいい。日本はここをどう崩すのかが注目点になる。(シドニーで20日夜、聞き手は遠藤繁)
|