 | | 日本体育大学助教授、ロサンゼルス五輪金メダリスト・具志堅幸司氏 |
具志堅幸司・日本体育大学助教授・ロサンゼルス五輪金メダリスト 男子総合の結果は「健闘むなしく」という4位。ローザンヌが4位、昨年の世界選手権も4位、そして今回も4位に終わり、一体いつになったら高い台に上がれるのか、という残念な気分だ。平行棒では頑張ったし、鉄棒では離れ業の着地も良かった。あん馬で1人失敗があったが、あれがなかったとしても4位だったと思う。
18日のような戦いになると中国を別にして、差を付けるのは「着地」だ。床の演技で着地のラインオーバーさえなければ3位になっていたと思う。ここまで来ると、この競技では着地が勝負を分ける。しかも技はどんどん難しくなっているので、身につけるために時間がかかるのは当然のことだ。
着地についてはほとんどの選手がラインを超えていたが、練習量がなされていないことに原因がある。ジュニアからきちんと選手を育成していく必要がある。練習は短期的には大きなミスをしないこと、そして次に着地を完全にすることという段階を踏む。シドニー五輪の競技場は床が柔らかいのでよけいに着地しづらい。詰めの甘さが今回表れたと言えそうだ。選手は皆練習はしているが、いっぱいやらなければならないことがある。今回は大きなミスが出ないレベルまでは出来ている段階だ。成果は大きなミスがなかったこと。着地の力をつけるにはしつこく、意識した練習を続けなければならない。(シドニーで18日、聞き手は遠藤繁)
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