 | | 全日本ナショナルチーム強化本部長・太田誠氏 |
太田誠・全日本ナショナルチーム強化本部長 きょうの対戦相手のオランダは、早々にオーストラリアに乗り込んでオープン戦を行うなど五輪に力を入れており、私は常々「今大会は5強でなく6強。その6番目がオランダだ」と言って警戒していた。しかし、きょうの日本チームはプロとアマの選手がそろって守備に打撃に良い内容をみせ、日本らしい試合展開できのうのサヨナラ負けを吹き飛ばした。
先発の吉見祐治(東北福祉大)は1自責点を喫したものの5回までに9三振を奪う良いピッチングをした。打撃陣では田口壮(オリックス)を3番にすえ、初回に彼のヒットから4番・中村紀洋(近鉄)のタイムリー打で先制。その後も4回には中村と5番・松中信彦(ダイエー)の見事な連続ホームランが出た。そのほか、米国戦でヒットが出なかった打者たちもバントなどの工夫をして相手投手を惑わす作戦をとり、それなりに内容のあるバッティングをみせた。捕手の鈴木郁洋(中日)は米国戦でのけがが心配されたが、好リードをみせ、タイムリー打も放つなど吉見をもりたてた。
19日は地元オーストラリアとの試合だが、先発投手は黒木知宏(ロッテ)だろう。打線はクリンアップに田口、中村、松中、そして6番に田中幸雄(日本ハム)をすえるというきょうの打順で臨むのではないだろうか。オーストラリアとその次のイタリア戦に勝つと、前半の最低限の目標としていた3勝1敗で後半戦に突入できる。
きょうの試合の前に監督やコーチ、選手たちと会ったが、米国戦のサヨナラ負けについて「良い反省材料になった」ととらえていた。チームの雰囲気は前向きで、非常に良い状態だ。きょうの試合内容は非常に良かったが、気持ちを引き締め直してオーストラリア戦に臨み、何としても勝ってほしい。
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