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特需狙い水上タクシーがフル稼働・シドニースパート(1)
シドニー湾のオペラハウス前を行く水上タクシー。後方のハーバーブリッジには五輪マークが付いた
 シドニーに新型のタクシーが登場した。タクシーといっても水上を走る「ウオータータクシー」。「五輪期間中の混雑も水上では関係ない」と運営会社ウオーター・ツアーズの社長、ティム・ロイドさん(49)は自信満々で語る。

 五輪特需をにらみ今年7月に会社を設立。8月中に2隻のウオータータクシーを配備、開幕までに8隻に増やす。17日間の大会中は24時間のフル稼働で約60万豪ドル(約3660万円)を稼ぎ出す意気込みだ。

 「遅くまでやっているので、日本の有名選手にも来てもらいたい」というのは柔道会場があるダーリング・ハーバー地区のレストラン「ニックス・シーフード」の営業担当者、サーラ・ラングリーさん(30)。「お客がいる限り、何時まででも店を開ける」という営業方針を決めた。

 通常、シドニーのレストランは夜10-10時半に閉店するが、五輪中は多くのレストランが終夜営業する。

 一方で五輪に便乗した値上げも続出。五輪公園で販売されるスナックなどの値段は通常より4-7割高い。タクシー料金は1割増し。ベビーシッターも3割増しが相場となりそうで「子供を預けて観戦」という向きには頭痛の種。豪政府は、五輪が7-9月期の国内総生産を1%押し上げると予想するが、観客の懐にはこたえそうだ。

 開幕まであと10日と迫ったシドニー五輪。本番を前に慌ただしさを増す地元の様子を追った。

[2000年9月5日/日本経済新聞 夕刊]

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