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スポーツ用品、選手の成績が販売に直結・シドニー五輪ビジネス模様(2)
日本選手の活躍に応じた割引キャンペーンを企画する店も(埼玉・朝霞市のフタバスポーツ)
 世界中から観客やマスコミが集まる五輪は、スポーツ用品メーカーにとって自社製品をPRする格好の場となる。

 ミズノはシドニー五輪に向け、スポンサー料や用具開発費など総額約36億円を投じた。国内外の600人以上の選手に用具を供給する。

 水流抵抗を抑えた「さめ肌」が特徴の競泳水着など話題性のある製品も相次ぎ発表。新製品は来年春夏物として一般向けに発売する。「着用した選手がメダルを取れば、ヒット製品になる」(上治丈太郎ミズノ取締役)と、本番へ向けた選手の調整過程も気になるところだ。

 同社が今春に受注を始めた日本選手団が表彰式で着用するウエアのレプリカ(疑似モデル)も、選手成績が販売に直結する。ジャンプ団体などが活躍した長野五輪では表彰式用のジャケットが24億円も売れた。今回は3億円と目標は控えめだが、予想以上にメダル数が増えれば上方修正もあり得る。

 日本の女子競泳陣に水着を供給するアシックスも、五輪効果に期待。競泳用水着は2001年3月期に10%の増収を見込んでいる。背泳ぎの萩原智子選手のほか、マラソンの高橋尚子選手ら契約選手を起用したポスターも作成。9月からスポーツ用品店などに配布し、五輪をきっかけに企業イメージ向上を狙う。

 サッカー日本代表にウエアを供給するのは、独大手スポーツ用品メーカーの日本法人アディダスジャパン(東京・新宿)。代表チームのユニホームは99年と同じだが、今年のレプリカの販売量は前年比5割増と大幅アップを目指している。

 同社は日本代表の試合日には東京、大阪でスポーツバーなどを借り切ってテレビによる試合観戦会も開催。インターネットなどで客を募集し、「レプリカを着て応援してもらう」(佐藤文稔PRマネージャー)という趣向だ。

 中堅用品店のフタバスポーツ(埼玉県朝霞市)は日本選手の活躍に応じた割引キャンペーンを企画中。野球、マラソンなど日本選手がメダルを取れば1-2割値下げする。

 長引く消費不振でスポーツ用品の販売はここ数年、低迷を続けている。同社朝霞店の松村一明店長は「五輪を少しでも販売拡大につなげたい」と話している。

〔日本経済新聞 朝刊8月16日〕

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