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BSデジタル放送、PRの場・NHKなど放送業界
 NHKなど放送業界にとってシドニー五輪は特別の意味を持っている。12月から本放送が始まるBS(放送衛星)デジタル放送の普及をにらんだ最大のPRの場と位置付けているからだ。NHKは民放各社と協力、BSデジタル放送の売り物である高画質のデジタルハイビジョン映像で、4年に一度のスポーツの祭典の魅力を余すところなく伝えようと万全の体制で臨む。

 NHKはデジタルハイビジョン中継車4台をはじめとする機材一式を現地に送り込み、デジタルハイビジョン映像を制作する。その映像を中継して民放各社と共同で放送する。BSデジタルの本放送で使用する衛星は10月ごろに打ち上げる予定のため、現行のBSアナログ放送の予備衛星を使って放送する計画だ。

 デジタルハイビジョンは既存のテレビに比べ、画面の走査線数がほぼ2倍のため、輪郭がくっきりとし、色彩も鮮明。放送内容はすでに放送しているBSアナログハイビジョン放送と同一内容となるが、一度アナログ信号に変換する必要がない分、よりクリアな映像が楽しめる。

 具体的な放送計画は7月中旬には固まる見通しだが、開会式や閉会式のほか、柔道や野球、サッカーといった種目の放送が検討されている。

 BSデジタル放送のもう一つの特徴が、簡単なリモコン操作で画面上に文字情報や静止画像などを表示できるデータ放送だ。シドニー五輪の試験放送では「放送予定や競技結果など番組補完型のデータ放送サービス」(NHK)を検討しているという。

 BSデジタル放送用のテレビ受像機は家電メーカー各社から6月以降、順次発売される。放送事業者とメーカー、流通業者、郵政省で組織する「BSデジタル放送普及促進連絡会議」は発売時期に合わせて、全国9都市で家電量販店など流通関係者を対象にBSデジタル放送に関するセミナーを開催する予定。シドニー五輪の試験放送前に、少しでもBSデジタル放送対応受像機などの普及に弾みをつけたい考えだ。

[2000年6月7日/日本経済新聞]

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