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どんな展開でも粘って勝機探る・市橋有里
五輪メーンスタジアム前でストレッチをする市橋
 日本陸連が打ち出したジュニア選手の一貫指導プロジェクトで育った。徳島・大麻中を卒業後、単身で上京。高校陸上部に所属することなく、陸連の浜田安則コーチが指導している。

 初マラソンで2時間30分を切り、スタートは順調だった。美しいストライド走法で大崩れがない。だが、98年東京はトラック勝負で同タイム2着、99年世界選手権は伏兵とのマッチレースに敗れ、若さと経験不足を露呈してしまった。

 「粘り強く、力まず、たくましく走りたい」。線の細いイメージからの脱却を市橋も意識している。昨年末から今年初めはニュージーランドで山歩きを中心とした練習で強い足づくりに取り組んだ。春には中国・昆明で高地合宿を敢行。

 マラソンの基礎を固める走り込みは、昨夏の世界選手権前に行って成功したスイスで行う。「自分でレースを作ることは想定していないけど、どんな展開でもついていけるようにしたい」。先頭集団に最後まで食いついて勝機を探る。

 77年11月22日生まれ、22歳。徳島県出身。住友VISA所属。自己ベストは99年世界選手権での2時間27分2秒(2位)

[2000年6月7日/日本経済新聞]

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