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(8/18)五輪を舞台にプリンターの最新技術アピール・富士ゼロックス服部執行役員
富士ゼロックスの服部隆二執行役員
 五輪の公式スポンサーとして、複写機やプリンターを30年以上にわたり提供してきたのがゼロックスグループ。シドニー五輪では富士ゼロックスが活動の主体となる。情報技術の進歩で、同社のプリンターの印刷速度は2年前に比べ2倍近くに向上したが、電子メールの普及などで紙媒体への依存は低下しつつある。こうした社会構造の変化を踏まえ、五輪へのかかわり方をどう変えるのか。服部隆二執行役員に聞いた。

 ――シドニーで提供するプリンターは前回の五輪時とどう違うか。

 「印刷速度を98年の長野冬季五輪時の毎分20枚以下から40−60枚と飛躍的に向上させた。この結果、オンラインで送られてくる記録などの文書をみんながプリンターから受け取れるようになり、文書情報の効率が高まった。以前はプリンターでの印刷は最小限にとどめ、複写機で大量に刷り直して配布するという2度手間だった」

 ――大規模な支援にはばく大なコストが必要となるが、それに見合うものとして何が得られるか。

 「先端技術を実験できるとともに、それを一般の人々にアピールできる。例えば長野五輪から始めた、カラープリンターで刷った号外。現地と東京をオンラインで接続し、新聞社が送ってくる記事や写真を即時に印刷、繁華街で配る。印刷工場から運ぶより速報性が高いし、カラーで美しい。注目度の高い五輪でこうした技術を実演することで、カラープリンターの用途の広がりを実感してもらえる」

 ――複写機で大量に印刷する時代から必要な分だけプリンターで引き出す時代になり、オフィスの紙媒体への依存度は低下しつつある。

 「文書を紙で見る需要が減っても、ビジネス機会が減ることはない。例えば大手企業を担当する営業は、オフィス全体の効率を高めるソリューション(問題解決)を業務の柱にしている。顧客の中に飛び込んで最適な文書の流れを分析し、自社にないものは他社製品を買ってでも提供、あくまで全体を改善する。五輪という大舞台で貢献できれば、我々が単なる複写機メーカーではないと世の中に印象づけることができる」(聞き手はネット編集部 俵口和浩)

五輪と事務処理

 五輪では、開会前や会期中に各種マニュアルや公式記録、プレスリリースなど膨大な資料が作成、配布される。そのために必要な複写機などの事務機器を、スポンサーとして提供しているのがゼロックスグループだ。

 1964年のインスブルック冬季五輪(オーストリア)で複写機の公式スポンサーとなって以来、事務機器の提供を中心に五輪を支援してきた。93年には、1業界で1社しか就けず、自ら辞退しない限り継続する権利を持つワールドワイドパートナーに認定された。世界中にある拠点とグループ規模を生かし、負担を全体で分け合いつつスポンサー活動を続けている。

 今回のシドニー五輪では、複写機のほかプリンターやファクシミリ、それらの機能を組み合わせた複合機など約3000台の事務機器を提供するほか、技術スタッフを約230人派遣。資金面でも支援している。

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